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NISSAN エルグランド(E52) ハイウェイスタープレミアム 納車整備 ドライブレコーダー(前後)取り付け
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
既に石川県のS様にご納車済みであります H26年式 NISSAN エルグランド(E52)ハイウェイスタープレミアム ですが、ご納車前整備のオプションメニューとしましてガラスコーティング施工及びドライブレコーダー(前後)取り付けをご用命頂いておりました。
前回まで2回に渡りましてガラスコーティング施工の様子をご紹介して参りましたが、今回はドライブレコーダー取り付け編としてKENWOOD DRV-MR450の取り付け作業を行った際の様子をご紹介致します。
今回取り付けを行うドライブレコーダーはKENWOOD製のDRV-MR450というモデルで、前方カメラに加え、後方カメラも備えており、前後共に録画が可能なタイプのドライブレコーダーです。
更に、今回の取り付けでは、お客様が駐車監視機能もご要望でしたので、電源キットを用いて、駐車中も電源を確保して録画が可能な様に取り付けを致しました。
事故の際の証拠画像となったり、煽り運転にあった際の記録、抑止などに活躍する昨今では必需品となりつつある装備と言えます。
では、早速取り付けに入ります。
今回の取り付けにおいては、まずは駐車監視機能を生かす為の電源の確保の作業から入ります。
因みに、必要な電源はバッテリー常時電源とACC電源となります。
まず、バッテリー常時電源は、運転席足元のヒューズBOXからヒューズ電源にて取りました。
テスターを用いて、常時電圧が来ているところから取ります。
常時電源は一旦このままにして、続いてACC電源ですが、ACC電源はダッシュボードセンター足元にあるシガーソケットの裏側配線から取ることにします。
シガーソケット裏側配線にアクセスする為には、運転席側、助手席側のガーニッシュを外して・・・
隠れているクリップを4つ外して手前に引っ張ればフロントのパネルが外れます。
フロントのパネルが外れましたら、シガーソケット裏側配線の加工をして、予め作成しておいた分岐配線を割り込ませます。
これで、常時電源とACC電源の確保の準備ができましたので、続いて、カメラの設置に移りますが、今回取り付け致しますドライブレコーダーは前方に加え後方カメラも備える為、リアのバックドアまでの配線が必要となりますので、まずはリアカメラの取り付けから行います。
リアカメラをバックドアガラスに取り付けるにあたっては、室内側からバックドアへ配線を通す必要がありますが、できるだけ配線が見えない様に通す為に、純正の配線が通っているゴムの蛇腹内を通して配線を行います。
従いまして、まずは蛇腹内に配線を通す為に助手席側リア廻りの内張パネルを浮かせます。
このパネルを浮かせる為には、シートベルトアンカーのボルトを外して、上手に手前に引っ張ればクリップが外れて配線を通すスペースが確保できます。
パネルが浮きましたら、リアカメラの配線を室内側から入れてバックドア側へと蛇腹内に通します。
配線を蛇腹内に通す作業は、針金などを用いて行うと容易に通すことができます。
蛇腹内を通したら、バックドア内部を通してガラス中央付近までもっていきたい為、バックドア上部のガーニッシュを外します。
取り外しはこのセンターのガーニッシュだけでOKなので、手前に引っ張って外し、蛇腹内を通しましたカメラ配線をセンター付近まで引き込んできておきます。
これでリアカメラの配線が持ってこれましたので、リアカメラを固定します。
リアカメラの固定位置は、リアワイパーが雨滴を拭き取るエリアに入ることと、熱線を避けて固定をします。
付属の両面テープでカメラを固定しましたら、引き込んでおいたカメラ配線を接続します。
配線は遊ぶことで異音が発生しないように、タイラップやエプトシール等を用いてしっかりと固定していきます。
リアカメラの設置が完了しましたので、続いてはフロントカメラに接続する側の端子をフロントガラスまで通す為に、室内側の配線作業に移ります。
配線作業においては、この車両では、天井側はカーテンエアバックが装備されておりましたので、展開の際に配線が邪魔をしない様に、車両の下側を通すことにしました。
3列目シート付近においてはパネルを浮かせて配線を通し、そこからパネル内を通って、スライドドア開口部下側のステップガーニッシュ部分まで配線を通します。
ステップガーニッシュを外すと、純正のハーネスが通っていますので、そのハーネスに這わせる様に配線していきます。
ここでも、配線を適宜純正ハーネスに固定して異音が発生しない様に心掛けます(短いスパンでタイラップ固定)。
そのまま純正配線と同様の経路でカーペットを通し、フロントドアのステップガーニッシュも外して、フロントまで持ってきます。
リアカメラ配線を前側までもってきましたら、続いてはフロントカメラへの電源配線作業に入ります。
先程、常時電源とACC電源確保までしておきましたので、今回駐車監視機能を生かす為の専用配線を、常時電源とACC電源に繋ぎます。
フロントカメラへの配線(電源線)は、ダッシュボード裏を経由して、助手席側カーペット下を通します。
これで、フロントガラス上部に固定するフロントカメラに接続する、リアカメラからの線と電源線を共に助手席足元までもって来ることができました。
よって、ここからは、この2本の配線をフロントガラス上部まで引き込む作業に移りますが、配線としては、助手席足元から助手席側Aピラーを通してフロントガラス上部まで持っていきます。
ということで、助手席足元ガーニッシュとAピラーガーニッシュを取り外します。
足元ガーニッシュは手前に引っ張れば容易に外れますが、Aピラーガーニッシュは少し特殊な構造で手前に引っ張るだけでは浮かすことは出来ても完全に外すことができません。
何故かといいますと、この画像は外したあとですが、Aピラーガーニッシュのクリップが少し特殊で、浮かしてもこのクリップがガーニッシュ側に嵌ったままになる為で、細い精密ドライバーと細いラジオペンチを駆使してなんとか外すことができました。
足元ガーニッシュとAピラーガーニッシュを取り外しましたら、足元までもってきているリアカメラ線と電源線を配線通しを用いて上部まで引き込みます。
とりあえず、ダッシュボード上まで各配線を出しましたら、フロントカメラの固定を行います。
フロントカメラもリアカメラ同様にワイパーの拭き取り範囲に注意をして取り付けします。
固定ができましたら、リアカメラ線と電源線を天井パネルとフロントガラスの隙間に入れ込みながらフロントカメラ付近まで通し、取り付けをしたフロントカメラに繋ぎます。
この段階で、動作確認します。
無事に電源が入り、リアカメラ映像も映りましたので、OKです。
残りは配線処理ですが、配線が遊んで異音がしない様に、Aピラー及び足元の純正ハーネスに適宜固定を行っていきます。
余った配線も綺麗に処理して、カーペット下に隠せば・・・
これにて、配線作業としては完了です!
最後に、外したパネル類の取り付けやウェザーストリップを元に戻せば、取り付け作業完了です。
配線が見える範囲は必要最低限できれいに取り付けを行うことができました。
最後の最後に、戻し忘れが無いかのチェックと、配線による異音がしないか等を確認する為に試走を行って、全て完了です!
もちろん、撮影範囲の調整及び駐車監視機能がちゃんと動作するように設定もしております。
これで、より一層安心してドライブをお楽しみ頂けますね。
以上、既にご納車済みであります H26年式 NISSAN エルグランド(E52)ハイウェイスタープレミアム においてオプションメニューとしてご用命頂きましたドライブレコーダーの取り付け作業の様子をお伝え致しました。
これにて、前回、前々回とご紹介致しましたガラスコーティング施工と併せまして、ご用命頂きましたオプションメニューの作業紹介は終わりますが、お客様におかれましては、この度ご納車させて頂きましたエルグランドがより豊かな生活の一助となっておれば幸甚で御座います。
では、失礼致します。