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走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Ver.F ご納車前メンテナンス ボディー状態確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
前回は内装の徹底清掃をご紹介致しました、走行距離51,600km 無限フルエアロの程度極上 HONDA BEAT Version.F のご納車前メンテナンスの様子をご紹介するシリーズですが、今回は第2回目【ボディー状態確認編】として、BEATの錆定番ポイントの確認から、前後バンパーやサイドエアダクト等を外してボディーの錆の状態確認に加え、修復歴の確認及び各部清掃を行いましたので、その様子をご紹介致します。
早速ですが、まずはBEATで錆確認ポイントとして一番メジャー且つ容易に確認することのできるサイドシルの確認から行います。
・運転席側サイドシル
・助手席側サイドシル
運転席側、助手席側共に、全く錆は見られず、非常に綺麗な状態です。
続いては、ジャッキアップポイント等を含めた、サイドシル下側を確認します。
・運転席側
・助手席側
このBEATは無限のサイドスポイラーが装着されている為、少し確認し辛いですが、錆や擦り傷等も無く、非常に綺麗な状態です。
続きまして、サイドエアダクトを外して錆が発生し易いサイドシル部分の内側を確認します。
外側は大丈夫でも内側は錆が発生していることもあるので、この部分の確認も重要です。
まずは運転席側からですが、サイドエアダクトは室内側からビス3本を外し、3つのクリップを細いマイナスドライバーの様なもの丁寧に外すと簡単に外すことができます。
内部は普段見えない部分ですが、お客様が滅多に外すところでもない為、しっかり内側まで綺麗に清掃致します。
そして内側をライトで照らして、奥まで目視で確認します。
写真では確認が難しいですが、奥まで全く錆は見られません。
続いて、助手席側です。
こちらも、サイドエアダクトを外して、周辺含めて清掃してから、内部の確認を行います。
助手席側も全く錆が無いことが確認できます。
確認後はサイドエアダクトを戻しますが、きっちり3つのクリップが嵌る様に奥に押し込む様にして取り付けます。
本車両は本当にボディーの程度が良く、錆の少ない車両ですので、まず問題無いと予想しておりましたが、予想通りBEATのウィークポイントの一つであるサイドシルの錆に関して問題無いことが確認できました。
続いては、修復歴の有無確認も含めて、バンパーを外してフレーム等の確認と清掃を行います。
まずはフロントからですが、このビートは無限のフロントバンパーが装着されており、純正バンパーとは少しボルトの固定位置が異なるものの、ボルト4本、ビス2本、クリップ4ケを外して、バンパー両端を軽く広げて車両から取り外します。
清掃前の状態ですが、フロントバルクヘッド、サイドフレームの状態や、塗装から見てもフロントの修復歴は無いことが確認出来ます。
また、通常だと錆が見られる車両がほとんどと言えるライトのステー類の錆もほぼ無いことから、やはり錆は少ない車両と言えます。
一通り確認が終わりましたら、手の届く範囲で奥までしっかり綺麗に清掃しておきます。
フロントの確認が終わりましたので、バンパーを元に戻して、続いてはリアの確認に移ります。
リアバンパーも無限のバンパーですが、純正と同じ位置の2本のボルトと無限バンパー特有の位置にあるボルト2本、バンパー両端のビス2本、バンパー下側の2つのクリップ、そしてバンパー上部のクリップ5ケを外してからバンパーを手前に引っ張ると外れます。
尚、通常、無限バンパーはナンバーの両側はシールが貼られておりダミーの開口部となっておりますが、このBEATにおきましては、お客様のご意向により、ご納車整備に入る前に板金屋さんでダミーの部分をカットしてもらっており、本物の開口部としております。
こういった作業も可能で御座いますので、お客様におかれましては、理想のビートに近付く様にどんどん要望をご相談下さいませ。
可能な限り対応させて頂きます!
ライセンスランプの配線があるので注意してバンパーを外しましたら、更に内側まで確認する為に、3本のボルトで固定されている黒いマフラーの遮熱板を外します。
遮熱板は、熱で黒色の塗装が劣化し、錆が見られる車両も御座いますが、本車両は綺麗です。
遮熱板を外しましたら、清掃を行った後に各部確認しましたが、リアパネルやリアフレームも全く修正跡等が無い為、リアも修復歴は無しです。
マフラーそのものも、交換されてからさほど日数が経っていない為、非常に綺麗な状態です。
状態確認は終わりましたので、遮熱板、バンパーを元に戻しますが、元に戻す前に、共に裏側まで含めて清掃しておきます。
清掃後、遮熱板とバンパーを元に戻したらリア廻りの確認は完了です。
以上、各部ボディーの状態確認を進めて参りましたが、錆に関して全く問題無いことに加え、フロント、リア共に修復歴が無いことを確認出来ました。
私は、BEATにとってはボディーの状態が、車両選びにおける最重要ポイントの一つと考えています。
パワートレインや足廻りはOHしたり、部品交換することが出来ます。
しかし、ボディーは容易に交換することはできません。
また、ボディーの錆が進行し、手遅れになってしまうと、その他の部分の状態がどれだけ良くても、そのBEATでは本来の乗り味を味わうことができません。
車両を良く見て、試乗することで、おおよそのことはわかりますが、程度の良いBEATをお探しのお客様におかれましては、是非、このボディーの状態を気にして車両選びをして頂ければ幸いです。
因みに、このBEATにおいては、既にお客様にご成約を頂いている車両ですので、このようにボディーが非常に良い状態であることが確認できて一安心です。
また、各部見えないところまで清掃を行って参りましたので、綺麗な状態で気持ち良くお乗り頂けるかと存じます。
以上、今回はボディーの状態確認の様子をご紹介致しましたが、次回は【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、エンジンルーム内の清掃及び状態確認を行った際の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。