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錆極少で20周年記念パーツ エスケレートシート装着 HONDA BEAT ご納車整備 スタビライザーブッシュ&ラバー交換
こんにちは。
ご納車を控えており、先日までご納車前メンテナンスの様子をご紹介して参りました、錆極少で20周年記念パーツ エスケレートシート装着 HONDA BEAT で御座いますが、通常のご納車前整備に加えてオプション作業としまして以下の作業をご用命頂きました。
①タイミングベルト及び周辺部品一式交換
②スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーA交換
③ETC取り付け
④ガラスコーティング施工
①のタイミングベルト一式は提携整備工場様にて作業実施済みですが、②~④に関しては弊社での作業となります。
そこで、各作業の様子これからご紹介して参る予定ですが、今回はスタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAを交換した際の様子をご紹介させて頂きます。
BEATにおけるスタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーA交換は、カチコチに硬化したブッシュを新品に交換することで、乗り心地の向上やハンドルに伝わるガタつき低減など、比較的安価に乗り味の質感向上が可能な為おすすめな作業の一つです。
さて、早速スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換に入ります。
まずはジャッキアップしてタイヤを外します。
(写真はバンパーも外れておりますが、ご納車前メンテナンスでの確認作業と並行して作業行っていた為です)
(足廻り清掃作業前に交換した為、汚れが御座いますが、交換後にしっかりと清掃を行っております)
画像は交換前のスタビライザーラバーAですが、潰れによりヒビが入っていることが確認できます。
まずはこのラバーAを取り外す作業から入りますが、このスタビライザーボルトの両端にあるセルフロックナットを外しますと、スタビライザーラバーAとスタビライザーボルトが外れます。
カチコチに硬化している為、衝撃吸収力は無くなっており、またスタビライザーの動きに対して追従しない為、ガタツキ感や硬い乗り心地となってしまいます。
そして、左右のスタビライザーラバーAとボルトを外したら、スタビライザーブッシュを取り外します。
スタビライザーブッシュはこのアンダーカバーを外さないと交換できませんので、6カ所のクリップを外してアンダーカバーを外します。
アンダーカバーを外せば、スタビライザーブッシュとブラケットが見えるので、ブラケット固定ボルトを緩めるとスタビライザーごと外れます。
そして、外したスタビライザーブッシュがこちら。
ヘタリと硬化が軽微ですので、この部分は一度交換されていますね。
スタビライザーブッシュは交換されているものの、スタビライザーラバーAは交換されていないという車両が意外と多いです。
このブッシュのみの交換でも効果はありますが、せっかくならスタビライザーラバーAまで交換した方が、より効果が大きい為、スタビライザーブッシュとスタビライザーラバーAは一緒に交換した方が良いと思います。
新旧のブッシュ達です。
古いブッシュさん達は、今までご苦労様でした!
続いては、各ブッシュ達の取り付けですが、取り付ける前に外したパーツ達を綺麗にしておきます。
スタビライザーと、カバーも表裏両方とも綺麗にしておきます。
そして、スタビライザーを取り付けに入りますが、ブッシュには動きを良くする為に、シリコンペーストを塗って取り付けます。
ブッシュをスタビとブラケットに取り付けて・・・
一緒に車体側に取り付けます。
因みにブラケット固定ボルトの締め付けトルクは22Nmです。
続いてはスタビライザー両端のスタビライザーボルトとスタビライザーラバーAを取り付けます。
因みに、スタビライザーラバーを取り付ける際には、ワッシャが2種類あるので間違えない様に注意しながら、上図サービスマニュアルにある通りの順序でラバーとワッシャーを組み付けて、車両に取り付けます。
また、アームが下がっている状態で取り付け、固定をしてしまいますと、スタビライザーワッシャBが変形してしまうので、アームが1G状態になる様にして取り付けます。
この作業をしないで組付けた為、スタビライザーワッシャBが変形してしまっている車両も見受けられます。
そして、スタビライザーボルト両端のセルフロックナットを22Nmのトルクで締め付けますと、スタビライザーラバーAの交換は完了です。
最後、ラジエターやコンデンサー下部も綺麗に清掃をした後に、アンダーカバーを取り付ければ、スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換は全て完了です。
以上で、追加オプションでご用命頂きましたスタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換は全て完了となります。
あのカチカチのゴムが弾力性のある柔らかいゴムに変わるのですから、路面からの入力があった際の突き上げ感の減少や、微小な入力に対してゴムが吸収してくれる様になりますので、乗り味が滑らかになるなど、少ない費用で乗り味の質感向上が可能です。
以上、今回はオプション作業のスタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換の様子をお伝えして参りましたが、次回はETC取り付けを行った際の作業の様子をお伝え致します。
では、失礼致します。