ブログ
走行距離27,900kmの程度極上 HONDA FIT 納車整備 エンジンオイル交換編
こんにちは。
既にご成約頂いており、ご納車を控えている 走行距離27,900kmの程度極上 HONDA FIT ですが、全ての車両においてご納車前に実施している通常のご納車前整備に加えて、オプション作業としましてエンジンオイル交換とドライブレコーダー(前後)取付をご用命頂きました。
そこで、今回は、エンジンオイル交換編としてエンジンオイルを交換した際の様子をご紹介致します。
オプションメニューの作業ブログには毎回記載をしている内容で御座いますが・・・
ブログにてご用命頂きました整備の様子をご紹介している目的としましては、お客様が直接見ることのできない作業風景をご紹介することで、依頼した作業をちゃんと行っているのか?という不安を払拭し、安心してご納車を迎えて頂く為で御座います。
従いまして、ブログをご覧頂くことで、お客様ご自身の目で作業の様子をご確認頂ける様にしておりますので、ご安心頂き作業をご依頼頂ければ幸いです。
さて、HONDA FIT(GE6 L13Aエンジン)のエンジンオイルを交換した際の様子をご紹介して参ります。
(オイルフィルターは前回に交換されていた為、今回はエンジンオイルのみの交換となります)
オイルフィルター交換を伴わないエンジンオイル交換の方法としては、抜いて入れるだけという簡単なものですが、いくつか注意点(後述します)もあります。
では早速エンジンオイルを抜いていきます。
このFITでは、オイルパンの後部にドレンボルトがあります。
ドレンボルトを緩めて外すとオイルが出てきます。
オイルを抜く際はオイルフィラーキャップを外しておくとオイルの排出が容易になりますので、忘れずにオイルフィラーキャップを外しておきます。
そして、このFITは画像(画像奥がリア側です)の様に、オイルパン後部にドレンボルトがありますので、フロントを少し持ち上げて少しでも残油が少なくなる様にしました。
そして、オイルを抜き終わったら、ドレンワッシャーを新品に交換してボルトを締め付ければオイル排出として終了です。
※左が使用済みワッシャー、右側が新品ワッシャー
ドレンボルト周辺にはオイルが付着していますので、パーツクリーナーで綺麗にしておきます。
交換後にオイル滲みが発生していないか確認する為にも、ここでしっかり綺麗にしておきます。
続いて、新品オイルをエンジン上部から入れます。
今回は粘度0W-20の100%化学合成オイルを用います。
このFITに搭載されているL13Aエンジンの推奨オイル粘度は0W-20もしくは5W-30となっておりますが、より柔らかい0W-20の方が燃費的にも優れる為、0W-20を選択しました。
ちなみに、0W-20や0W-16などの低粘度オイルは専用に開発されているエンジンでないとエンジン焼き付きなどのトラブルが発生する可能性が極めて高い為、低粘度推奨されているエンジン以外には絶対に入れない様にしましょう。
オイルをある程度入れたら、随時オイルレベルゲージでオイルレベルを確認しながらUPPERラインまでオイルを入れます(車体を水平な状態にして見ることが基本です)。
注意点としては、ここで終わりとせずUPPERラインまで入れたら1度エンジンを始動します。
これは、エンジンを回すことで、各部オイルラインにエンジンオイルを1度循環させて正確なオイルレベルを測る為です。
そして、数十秒エンジンを回したらエンジンを停止させて、少し時間をおいたら再度レベルゲージにてオイルレベルを見ます。
この際も、エンジンを停止してすぐにオイルレベルを測るとオイルが落ちる前のレベルを見ることになってしまうので少し時間を置くこともキーポイントです。
エンジンを一度回すと、オイルレベルは下がっているはずなので、もう一度オイルレベルゲージのUPPERラインまでオイルを追加します。
きっちりUPPERラインまで入っております。
ここでの注意点としては、UPPERライン以上は決して入れないことです。
オイルが少なすぎることももちろん問題ですが、多すぎても油面をクランクウェーブが叩いたりすることでオイルの早期劣化やブローバイガスの過多に繋がりますので、もし入り過ぎたら面倒ですがUPPERライン以下となるまでオイルを抜くようにしましょう。
そして、再度エンジンを始動しエンジンを暖めてオイル粘度を下げた状態で、ドレンボルトからオイルの漏れ・滲みが無いか、異音が無いかを確認したらオイル交換作業としては終了です。
以上、今回はHONDA FITのオイル交換の様子をご紹介して参りましたが、次回はドライブレコーダー(前後)取り付けを行った際の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。