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走行距離28,700kmでハルテックフルコン装着の程度極上 HONDA BEAT ご納車前メンテナンス エアクリーナーケース確認
こんにちは。
弊社の御座います大阪府は本日付けでコロナウイルス感染拡大防止の為の緊急事態宣言が解除されました。
従いまして、弊社としましても、しっかりと感染対策を行った上で、直接ご納車サービスを再開させて頂きます。
もちろん、私生活におきましても解除されたからと通常の生活に戻ることは御座いませんし、感染防止の新生活様式実践を心掛けながらでは御座いますが、1歩1歩、通常の生活に近付いていることに素直に嬉しく思っております。
さて、この度ご成約頂きました、走行距離わずか28,700kmでハルテックフルコン装着の程度極上 HONDA BEATですが、販売前メンテナンスを行う前にブログの入庫情報をご覧いただきまして、ご成約を頂きました。
従いまして、本車両におきましては本来であれば販売前に行いますメンテナンスを納車前メンテナンスとして実施することと致しましたので、その様子をシリーズでご紹介して参ります。
シリーズ第4回目としまして、エアクリーナーケース内とエアクリーナーエレメントを確認した際の様子をご紹介致します。
エアクリーナーケース内を確認する目的としましては、エンジンの状態を計り知ることのできるブローバイガスの吐出状況を確認する為です。
他のBEATの確認ブログでも記載をしており重ね重ねで恐縮ですが、ブローバイガスはエンジンヘッドカバーからエアクリーナーケースに入るのですが、ブローバイガスの吐出状況を確認することで、ピストンリングやピストンのリング溝摩耗状態、シリンダーの状態を推測することができます。
(ブローバイガスについての詳細説明はこちら)
一概には言えませんが、エアクリーナーケース内がブローバイガスでドロドロの車両はエンジンの状態があまり良くないと言え、逆にブローバイガスが少ないとエンジンは健全と言えます(ブローバイガスが少ないからと言って必ず状態が良いとは言えませんが、少なくともブローバイガスが大量に出ているエンジンは状態が良くないと言えます)。
では早速エアクリーナーケースへのアクセスからです。
BEATではエアクリーナーケースへアクセスする為に、カーペットを外して、リアトランクのメンテナンスリッドを外す必要が御座います。
確認の前に、フロアカーペットとバッテリー、バッテリーケースを外して、トランクフロアの清掃を行います。
トランクフロアは錆等無く、非常に綺麗な状態です。
また、このフロアやリアパネルの状態を見ることでリアの修復歴有無の確認が可能ですが、もちろん、本車両はひずみや曲がり、再塗装も無く問題無しです。
そして、4本のボルトで固定されているメンテナンスリッドを外すとエアクリーナーケースカバーが見えます。
そして、エアクリーナーケースカバーのビスを6本緩めて取り外すと今回の目的であるエアクリーナーケースが現れます。
過度なブローバイガス量でなく、問題は無さそうです。
ブローバイガスが増えている車両ですと、ケース底面にオイルが溜まっている車両も御座います。
また、実際のエンジンフィーリングや音なども併せて考えて、エンジンの状態は良好であると言えます。
後は、パーツクリーナーを用いて綺麗に拭き上げておきます。
続いて、エアクリーナーエレメントの状態確認です。
これはダーティーサイド側(外気側)ですが、少し汚れが進んでいる様に思います。
まだ使用可能とは思いますが、汚れの件をお客様にご提案させて頂きましたところ、見交換でのご納車をご希望されましたので、現状のままでご納車させて頂きます。
エアクリーナーエレメントの交換はお客様ご自身でも容易に行うことができるものですので、ご購入頂いた後に交換されるのも宜しいかと存じます。
最後に、エアクリーナーケースカバーの内側まで綺麗に清掃して、エレメントのパッキンを噛まない様に注意しながら元に戻せはエアクリーナーケース確認は終了です。
以上、ブローバイガス量とエレメントの状態確認の為にエアクリーナーケース内を確認致しましたが、エンジンのフィーリング、音、ブローバイガス量を総合的に見て、全く問題無い良好な状態であると判断できます。
お客様におかれましては、安心してBEATの醍醐味の一つである、エンジンを8500r/minまで回す楽しみを味わって頂けるかと存じます。
これでエンジンの状態確認が完了致しましたので、次回、ご納車前メンテナンスの最終回となる第5回目としまして、前後バンパーやサイドエアダクトを外してボディーの状態を確認した際の様子をご紹介していきます。
では、失礼致します。