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走行距離28,700kmでハルテックフルコン装着の程度極上 HONDA BEAT ご納車前メンテナンス エンジンルーム清掃及び状態確認
こんにちは。
この度ご成約頂きました、走行距離わずか28,700kmでハルテックフルコン装着の程度極上 HONDA BEATですが、販売前メンテナンスを行う前にブログの入庫情報をご覧いただきまして、ご成約を頂きました。
従いまして、本車両におきましては本来であれば販売前に行いますメンテナンスを納車前メンテナンスとして実施することと致しましたので、その様子をシリーズでご紹介して参ります。
第3回目となる今回は【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、ハルテックのフルコンによるダイレクトイグニッション化が見どころの、エンジンルームのチェック及びプラグの状態確認、清掃を行った際の様子をご紹介致します。
では、早速ですが、エンジンルーム内の確認に入ります。
BEATのエンジンルームは幌のボルト6本を外して、メンテナンスリッドを外すことでアクセス可能となります。
まずは、エンジンルーム内の確認の前に、メンテナンスリッド、リアトレイ部分の清掃を行い、綺麗にしておきます。
そして、ボルト4本を外して、メンテンナンスリッドを外してエンジンルーム内の確認に入ります。
エンジンルーム内は少しホコリ見られる状態でしたが、よく手入れがされていることがわかるエンジンルーム内です。
まずは、ヘッドカバーからオイル滲みが無いか、何か部品の外れや欠損がないか、あるべきところにある部品がちゃんとあるか、交換されている部品があるか、ゴム部品の状態は問題無いか・・・等を確認します。
パッとみた限り、アイドル回転数を制御しているEACVが交換されていることと、太いアーシングケーブルが取り付けられていることがわかります。
そして、なんといっても見どころは、ハルテックフルコンによるダイレクトイグニッション化です。
まるで純正の様に綺麗に装着されております。
ヘッドカバー、ダイレクトイグニッションコイルは他車種用の流用なのでしょうか?
また、配線も綺麗に配策がされており、取り付けた方の丁寧な仕事ぶりが伺えます。
ちなみに、BEATにおいてこのダイレクトイグニッション化には2点のメリットがあります。
1点目は、BEATの弱点の一つであるデストリビューター固着によるトラブル回避
2点目は、ダイレクトイグニッション化によりプラグコードでは不可避の電圧降下を抑えることができ燃焼改善による性能向上が可能
更に、ハルテックのフルコンにより、燃調や点火時期もセッティングが可能なので、きっとりとセッティングをとってやれば更なる性能向上が可能です。
この車両の低速トルクは明らかに通常のビートよりも力強く、中間加速もまるで車両が50kg程度軽くなった様に感じる程軽快になのは、ハルテックフルコン+ダイレクトイグニッション化の効果が出ているのだと思います。
ちなみに、デスビ部分はこのようになっており、当然ですがセンターコードとプラグコードがありません。
そして一通りの外観確認が終わると、清掃です。
BEATではエンジンルームへ容易にアクセスができない為、洗車毎に綺麗にすることが難しく、どうしてもホコリは溜まってしまうものです。
そこで、この機会に、溜まったホコリを綺麗にすることで、綺麗なエンジンルームに仕上げます。
奥のフレームまで綺麗に拭き上げれば、見た目も全然違います。
清掃が終わりましたら、続いては、ダイレクトイグニッションコイルを外して、プラグの状態確認を行います。
※ダイレクトイグニッションコイルは他車種の流用なのでしょうか?
プラグの状態は、電極、側方電極の摩耗状態、ギャップ、焼け具合を見ますが、全て良好で全く問題ありません。
当分このままで問題御座いません。
最後は、これもTORINO CARS恒例のアクセルワイヤーの張り調整。
遊びを少なく調整するとアクセル操作に対するレスポンスがダイレクトに感じる様になりますので、無料で調整が可能なアクセルワイヤーの張り調整はおススメです。
そして、全て滞りなく確認、清掃が終わりましたので、メンテナンスリッドを元に戻して、幌のボルトを固定すれば終了です。
BEATにおけるダイレクトイグニッションは初めて拝見しましたが、本当に違和感なく取り付けられていることに驚きました。
また同時に、このダイレクトイグニッション化をはじめ、EACVが交換されていたり、アーシングケーブルが追加されていたりと、前オーナー様がこのBEATを本当に大切にされてきたことを感じることができるエンジンルームでした。
この様な車両の状態が悪い訳がありません(笑)
もちろん、しっかりと私の目でも確認、清掃致しましたので、今回確認させて頂きました部分におきましても自信を持ってお客様に販売させて頂くことができます。
次回の第4回目は、引き続きエンジン関連で、エンジンの状態確認の1手法と言えるブローバイガス状況を確認する為に、エアクリーナーケース内の確認、エアクリーナーエレメントの状態確認を行った際の様子をお伝え致します。
では、失礼致します。