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ご依頼作業:HONDA BEAT タイロッドエンドブーツ交換
こんにちは。
数日に渡り、スタビライザーブッシュ交換、ガラスコーティング施工の様子をご紹介して参りましたフェスティバルレッドのHONDA BEATですが、今回は最後のご依頼作業となるタイロッドエンドブーツを交換した際の様子をご紹介致します。
本車両のスタビライザーブッシュ及びラバーAを交換した際に、タイロッドエンドブーツの劣化が著しく、破れが発生し、グリスが出てしまっていることを確認しましたので、交換を推奨させて頂き、この度交換をご依頼頂きました。
因みに、この交換作業はお客様が交換の様子を見てみたいとのことで、ご覧頂きながらの作業でしたので、写真が少なめとなる点、ご了承下さい。
写真がタイロッドエンドブーツ部ですが、ブーツの中にはグリスが封入されており、タイロッドエンドのピロボールがスムーズに動くようになっているのですが、このブーツが破れてグリスが出てしまいますと、錆が発生してしまい、最悪はタイロッドそのものの交換が必要となってしまいます。
さて、交換作業としては、タイロッドエンドをナックルから外して、この劣化したブーツを新たなブーツに交換することとなります。
まずは、タイロッドエンドした側にあるナットを外しますが、割ピンで回り止めがされていますので、まずは割ピンを抜いてからナットを緩めます。
下側のナットを外したところです。
(すみません、ここから写真があまりありません)
下側のナットを外したら、ボールジョイントリムーバーを用いて、タイロッドエンドをナックルから抜きます。
そして、ブーツをマイナスドライバー等を用いてタイロッドエンドから取り外します。
取り外したブーツですが、ぱっくりと割れてしまっています。
ブーツを外したタイロッドエンド部がこちら。
ピロボール部はガタも無く、全く問題無い状態でしたので、古いグリスをしっかりとふき取り、新しいグリスを塗り込んでおきます。
ボール部をぐりぐりしながらしっかりとグリスを入れることがポイントです。
続いては、新しいブーツを装着しますが、挿入が硬い為、塩ビのパイプをブーツに被せてハンマーで軽くたたいてしっかりと全周が奥まで入る様にします。
あとは、ナックルにタイロッドエンドを入れて、下側のナットを締めて(トルク44Nm~48Nm)、割ピンをもとに戻せば作業は完了です。
弾力のある黒々としたブーツとなり、今後も安心ですね。
以上、数回に渡り、HONDA BEATのご依頼作業の様子をお伝えしてきましたが、コーティング作業で車が綺麗になっていたこともあり、大変ご満足頂いた様子でお帰りになられました。
お帰りになられる前にはまた小一時間談笑させて頂き、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
この度は、大事なBEATの作業をご依頼頂き、誠にありがとう御座いました。
では、失礼致します。