ブログ
大阪オートメッセ2020に行ってきました!【その2】
こんにちは。
今日は本当に寒いですね。
日本海側は大雪が降っている様で、私の住んでいる大阪でも雪が降りましたし、近くの京都では雪が積もった映像が流れておりビックリしました。
鳥取砂丘でも雪が積もってソリ滑りをしていましたね(笑)
さて、前回は大阪オートメッセ2020に行った際に撮影したMAZDAブースとSUBARUブースの車両をご紹介致しましたが、今回はHONDAブースの車両を中心にご紹介したいと思います。
私が本田技術研究所時代に開発に携わったCIVIC TYPE-Rがステージ上に飾られていたりして、嬉しくなりましたし、ついついHONDAブースの写真が多くなってしまいました。
ということで、早速ですが、まずは2020モデルのCIVIC TYPE-Rです。
このCIVIC TYPE-Rはドイツのアウトバーンで散々テストを行いました。
私は、開発車両を走らせることで不具合事象を洗い出し、どこのパーツ、箇所の何が、なぜ、どのように悪いのかを検証する部門に所属しておりましたが、このTYPE-Rのテストではドイツに半年間出張してアウトバーンの制限速度無制限区間で最高速度で走行を繰り返し、限界事象を洗い出すテストを行っておりました。
長時間連続で最高速度付近の事象の検証できるのはアウトバーンでしかできませんから。
リアの特徴的なセンター3本出しマフラーですが、アウトバーンを連続走行すると排気の熱でマフラー上部のバンパーが溶けてしまうという事象が検証中に発生し、バンパーデザインを少し変更したことを思い出しました。
変更といっても簡単では無く、栃木のテストコースではこの事象が発生しないので、どのような条件が重なった際にこの事象が発生するのかを突き止めることに非常に苦労しました。
結果は、最高速度付近で且つ緩やかなカーブという条件が重なった際のみに事象が発生することを突き止めて、形状変更と相成りました。
私が開発に携わっていたのは2018モデルでしたが、2020モデルでは前後バンパーガーニッシュのデザインが少し変更になっていました。
また、ブレーキディスクも2ピース構造のものに変更されていましたし、キャリパーも変更されていると思います。
走りに関わる細かい部分までしっかり改良されていますね。
続いては、CIVICのハッチバックモデルです。
このモデルはドイツでも日本でも散々テストを行いました。
内装から発生する異音解析を行ったり、錆のテストを行ったり・・・。
このCIVICで不具合が出たら、私の検証不足ですので、私のせいと言えます(笑)
ちなみに、このグレーに近いソリッドカラーですが、ドイツでは大人気の色で、アウディーなどこのような色の車が数多く走っていました。
続いて、注目の新型Fitのカスタマイズカーも展示されていました。
まずはホンダのカスタマイズ部門であるホンダアクセスが手掛けたFit ModuloX。
そして、無限の手掛けたFit。
どちらのFitもカスタマイズされておりますが、私はこの新型Fitはひさびさにホンダから出た傑作になるのではないかと思っています。
デザインはシンプルかつプレーンで洗練されておりますし、内装の質感も凄まじく良いです。
内装はソフトパッドが多様されていたり、ドアライニングには合成皮革が使用されていたり、エアコンノブなんかはアウディーの様にローレット加工されていたり。
ドアを閉めた際の音も『バフッ』という高級感のある音でBセグメントとは思えません。
走りはまだ試乗していませんが、e-HEVという2モーターハイブリッドは十分期待できるものです。
売れて欲しいですね。
そして、S660も2台展示されていました。
こちらはホンダアクセスのS660 ModuloX。
しかし、S660は安定したカッコ良さですね。
私も欲しい・・・。
こちらは無限のS660ですが、無限の方がアグレッシブですね。
つや消しの白というボディーカラーも特徴的でした。
しかし、無限は三角形のマフラーエンドが好きですね。
私はマフラーは円形の方が好きです。
また内径は太いよりも細い方がより好きです。
変わっていますでしょうか。。。
以上、HONDAブースの車達を開発秘話も交えてご紹介してきました。
やはり、元社員として、応援したくなりますし、見ていてワクワクしました。
HONDA頑張れ!!!!
最後に番外編として、HONDAとは全く違うブースでこんな車がポツンと展示されていました。
S2000の発売20周年企画としてホンダアクセスから発売されるパーツが装着されているS2000 20th Anniversary Prototypeです。
メインはこの新たにデザインされたバンパーだと思いますが、このような企画は本当に良いですね。
S2000の様な名車を発売したメーカーが盛り上げることの意義は大きいですし、ホンダが販売終了した車種を大事にしていることもホンダを応援したくなる大きな要素となります。
BEATでも以前同じ企画からサスペンションやオーディオ等が発売されて大人気になりましたが、今後もこのような企画は続けていって欲しいと切に願います。
以上、2回に渡って大阪オートメッセ2020に行った際の様子をお伝え致しましたが、久しぶりにこのような自動車のイベントに参加してワクワクの連続でした。
ますます車が好きになりました!(もともとこれ以上無いぐらい大好きですが)
モチベーション維持の為にも定期的にこのような自動車のイベントには参加していきたいと思った次第です。
車好きの皆さんでこういったイベントに参加できなかった方、是非参加して下さい!
ますます車が大好きになりますし、欲しいと思う車を購入する決意の後押しをしてくれますよ!
では、失礼致します。