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新構造ホイールを体験してきました
こんにちは。
昨日の話ですが、お世話になっております北大阪商工会議所様からのご依頼で、新構造ホイールを開発した会社の製品インプレッションをして欲しいとのご依頼があり、そのホイールを開発していますエイ・アール・アイ合同会社へ伺いました。
私が自動車メーカーにて車両開発をしていたということで、専門家のインプレッション及び意見を聞きたいということでした。
本当に光栄なお話なので、喜んでお引き受けした次第です。
さて、簡単にそのホイールに関して説明しますと、ホイールに3つの特殊なバランサーが装着されており、その3つのバランサーが相互に作用して回転の振れを完全に無くすという新機構(特許を取得されております)を搭載したホイールで、車軸の振れを無くすことで様々な効果が期待できるというものです。
構造や原理は非常に難しく、極一部しか理解できませんでしたが、副代表の方は本当に熱くこの技術の素晴らしさについて語っておられたのが印象的でした(代表は奥様とのこと)。
ちなみに、そのオートバランス装置のことを『零芯』と名付けられております。
※プリウスPHVの奥の方が、副代表の山本さんです。
早速インプレッションですが、通常のアルミホイールとこのオートバランスホイールを付け替えて、一般道と高速を含めた道のりで評価させて頂きました。
正直なところ、本当に明確な効果を感じることができるか疑問を持ちながら評価に臨みましたが、結果としましてはオートバランスホイールに付け替えることで主に以下の様な効果がありました。
①直進安定性の向上
②静粛性の向上
③NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)レベルの向上
一言で言えば、CセグメントのプリウスPHVがDセグメントの車になったぐらいの動的質感の変化を感じることができました。
ハンドルの座りはしっかりしてビターっと走るし、高速のジョイントのいなしも非常に上手になっています。
車軸を振れさせないという事象によりこういった効果が現れるとは驚きました。
しかし、同時にホイールのマスが増えたことによるブレーキの利きの悪化、発進性能の低下(ドライバビリティーの低下)を同時に感じました。
こういった点の改善を図ることが、今後の課題では無いかとお伝え致しました。
私も車が大好きですし、車の可能性を広げるこのホイールを応援したい思いもあり、13時にお伺いして、17時頃までみっちりとお話をさせて頂き、大変有意義な時間でした。
今回の私のインプレッションがお役に立てば光栄です。
本日はこの後、山口県まで出張です。
また非常に程度の良いHONDA BEATが見つかりましたので、山口まで現車確認に行って参ります。
現車確認して、問題無ければそのまま買取させて頂く予定です。
また、入庫しましたら詳細をお伝えしようと思いますが、先に販売に向けてメンテナンス進めないといけないBEATが一台あるので、そちらを先にメンテしなければ。。。
本当に有難いことですが、非常に忙しい毎日です。。。
では、失礼致します。