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ご依頼作業:BMW X3 20d M-Sports(G01)室内異音低減作業 その③
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
4月になりましたね。
ここ大阪は桜が満開で、暖かいこともあり、本当に綺麗で清々しい今日この頃です。
また、新年度が始まり、会社では移動があったり、社会人になる方がいたり、入学する方がいたり、、、新生活が始まる月でもあるかと思います。
皆様にとって大きな節目でもある月だと思いますが、私の娘も今年の4月から中学生となり、家族の生活にも大きな変化が訪れそうなことをヒシヒシと感じております。
因みに、弊社には特に大きな変化はありませんが、気持ちだけは新年度らしくリフレッシュして業務に励もうと思いますので、今年度も何卒宜しくお願い申し上げます!
さて、この度、京都府にお住まいのお客様よりBMW X3 20d M-Sports(G01)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、前回より4回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①助手席側フロントドア
②テールゲート
③運転席側Dピラー
④運転席側ラゲッジルームライニング内
⑤運転席側リアシートサイド
前回はテールゲートにおける作業の様子をご紹介致しましたが、今回は運転席側Dピラー及びラゲッジルームから発生しておりました異音低減作業の様子をご紹介致します。
※助手席側フロントドアの作業はこちら ⇒ BMW X3 異音対策作業その①
※テールゲートの作業はこちら ⇒ BMW X3 異音対策作業その②
前回のテールゲートにおける作業にて、リア廻りからの異音はかなり低減は致しましたものの、段差を通過する際に運転席側Dピラー及びラゲッジルームの運転席側からも小さな異音が発生しておりました。
音量としては小さく、テールゲートからの異音が無くなる事でかえって小さい音が気になる状況になったとも言えますが、小さいと言えども異音は異音ですので、しっかりと対策をすることと致します。
では、運転席側のラゲッジルームライニングとDピラーライニングを取り外して内部を確認します。
ライニング類を取り外すにあたって、まずサイドのヒューズBOX確認用リッドを取り外すと・・・
早速、遊んでいるドライブレコーダーの配線が出てきました。。。
これは、この先も色々ありそうです。
ヒューズBOXへ繋がる配線が見えますので、このまま防音材をめくってヒューズBOXを確認します。
すると、ドライブレコーダーの電源線(赤い配線)が裸のまま通してある状態でしたので、純正ハーネスに沿わせて固定をしておきます。
このドライブレコーダーの電源線とリアカメラ配線がラゲッジルーム側面を通ってフロントに向かって伸びていることが確認でき、ラゲッジルームからの異音はこの電源線によるものでほぼ間違いないと考えられることから、続けてラゲッジルームライニングを取り外して確認します。
やはり、ドライブレコーダーの電源線とリアカメラ配線が遊んでいる状態であり、この配線が振動でライニングに当たって音が出ていたと考えられます。
そこで、ドライブレコーダーの電源線とリアカメラ配線をTESAテープで異音処理した上で、純正ハーネスに固定して異音対策を行いました。
これでラゲッジルームの対策はOKですので、ライニングを元に戻して、続いてDピラーライニング内部の確認を行います。
ここも予想通りではありますが、ドライブレコーダーのリアカメラ配線の異音処理が甘く遊んでいる状態でしたので、TESAテープで巻いた上で、純正ハーネスに固定して異音が絶対に出ない様にします。
これにて、Dピラー及びラゲッジルームの異音対策は完了ですので、全てのライニングを元に戻して試走致しましたところ・・・
運転席側Dピラー及びラゲッジルームからの異音は共に無くなっていることが確認できました。
これにて、リア廻りから聞こえてくる異音はほぼ解消致しましたが、まだ路面によって稀にリアシートの運転席側側面から小さなビビリ音が発生しております。
そして、今回の作業にてその原因はわかっておりますので、続いてリアシートのサイド部分の対応に入りますが、作業の様子は次回にご紹介致します。
では、失礼致します。
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